縞模様の間にポリッシュ仕上げの溝が入っているのが分かるだろうか。

39ミリ径、厚さ9.50ミリのホワイトゴールドのケースにドームとフルーテッドを組み合わせたベゼル、アラビア数字とバーを競演させたインデックス、スモールセコンド、そして先端を円形にくり抜いた時針…クラシカル、かつエレガント極まりないその時計の名は「パーペチュアル 1908」。

とどめを刺すのがトランスパレントケース(シースルー)バックから見えるキャリバー7140だ。2023年に発表されたばかりの完全自社開発・製造のムーブメントである。ロレックス コート・ド・ジュネーブモチーフで装飾されたブリッジが好例だが、そのムーブメントはまさしく工芸品のオーラがある。縞模様の間にポリッシュ仕上げの溝が入っているのが分かるだろうか。

等時性を保つシロキシ・ヘアスプリング、ROLEXなどスーパーコピー時計耐衝撃性を備えるパラフレックス ショック・アブソーバ、エネルギー効率の高いクロナジー エスケープメント。いずれも特許を取得した部品を擁するキャリバー7140の見逃せない美点は、それらの部品を水平に散らすことで可能となったスリムな体躯である。

それでいて水深50メートルの防水、およそ66時間のパワーリザーブという〈ロレックス〉ならではの機能性もきちんと担保されているのだから舌を巻く。

初期の「オイスター パーペチュアル」を再解釈したというのももっともな佇まいだ。マットブラックのアリゲーターストラップに、グリーンカラーのカーフスキンライニングというコントラストも利いている。

https://www.909.co.jp/

名前の “1908” は創立者のハンス・ウイルスドルフが “ROLEX” を商標登録した年である。その四桁を冠するに足る一本であり、新年一発目に相応しい一本だ。

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