ハミルトン「カーキ フィールド」ってどんな腕時計なの? おすすめモデルとともに紹介

カーキ フィールドの個性を理解するうえで欠かせないのが、ハミルトンが米国軍と築いてきた長い関係である。第一次世界大戦から第二次世界大戦に至るまで時計を供給し続け、その経験を製品開発に反映させてきた。視認性や堅牢性といったフィールドウォッチの要件は、戦場という極限の現場から逆算された要素にほかならない。
 ハミルトンは1892年、米国ペンシルベニア州ランカスターで創業した。公式の歴史によれば、第一次世界大戦期の1914年に初めて米軍向けの時計供給を開始し、1917年には多数の兵士へ提供。この軍事需要における経験が、懐中時計中心だった生産体制を腕時計へ移行させる大きな契機になったとされる。
 ハミルトンは1942年に一般向け時計の生産を停止し、1942〜45年の間に腕時計やマリンクロノメーターを含む100万個以上の時計を米国軍へ納入した。なお、米国海軍からは現在までに「Army-Navy ‘E’ Award」を5回受賞している。
 こういったミリタリーウォッチの作り手としての歴史が、現在の「カーキ」コレクションへとつながっている。陸・海・空それぞれの分野で実績を積み重ねた経験が、「カーキ フィールド」「カーキ ネイビー」「カーキ アビエーション」へと結実したのだ。

現行カーキ フィールドには、ミリタリーウォッチに必要な要素だけを残すという明快な方針が貫かれている。華美な装飾ではなく判読性を、複雑な機能ではなく信頼できる耐久性を、そして長時間の現場使用に耐える操作性を──。これらを実現するため、見やすいアラビア数字インデックスや太めの針を使った文字盤、ステンレススティールやサファイアクリスタルに代表される堅牢な素材、機密性を高めた外装、蓄光塗料の塗布といったディテールが選ばれている。

 もっとも、過去の軍用時計をそのまま復刻したコレクションというわけではない。ミリタリーウォッチらしい意匠を保つ一方で、自動巻きモデルでは耐磁性に優れるNivachron™️製ヒゲゼンマイを搭載し、約80時間パワーリザーブを備えるムーブメントを搭載する。

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 そんな現代のカーキ フィールドは、豊富な選択肢が用意されていることも大きな魅力だ。

 例えばケースサイズだけでも直径38mmを中心に36mm、40mm、41mm、42mmなど複数種類を展開している。コンパクトでクラシックな装着感を求めるなら直径36〜38mm、視認性や存在感を重視するなら直径40mm以上が選びやすいだろう。シャツの袖口に収まる感覚で考えると、直径38mmあたりは扱いやすいバランスだ。一方、直径42mmはミリタリーウォッチらしい力強さが際立ち、休日のカジュアルスタイルやアウトドアと組み合わせやすい。

個性を大きく左右するストラップの選択にも配慮したい。同じ文字盤・ケースでも、ストラップが変われば印象は別物となる。ストラップはNATO、レザーストラップあるいはステンレススティール製ブレスレットのモデルが用意される。NATOストラップは軽快でミリタリー感が強く、休日のカジュアルシーンやアクティブな活動になじむ。レザーは無骨なフィールドウォッチに落ち着きを加え、ジャケットスタイルにも合わせやすい。ブレスレットは耐久性と汎用性を兼ね、オン・オフを問わず使えるだろう。

 なお、カーキ フィールドの防水性能はモデルによって幅がある。たとえば手巻きの「カーキ フィールド メカ」38mmは5気圧防水だが、後述する自動巻きの「カーキ フィールド オート」の38mm径モデル、「カーキ フィールド キング デイデイト オート」「カーキ フィールド メカ パワーリザーブ」40mm径モデル等は10気圧防水を備える。地震のライフスタイルに合わせた1本を選ぶためにも、購入前に確認しておこう。

 駆動方式は自動巻き、手巻き、クォーツとそろっている。ちなみにモデル名を見ると、その駆動方式や機能がある程度分かる。自動巻きが「カーキ フィールド オート」、手巻きが「カーキ フィールド メカ」、クォーツが「カーキ フィールド クォーツ」だ。

 そのほかパワーリザーブ表示を備えた「カーキ フィールド メカ パワーリザーブ」、リュウズガードを持ったいかにも堅牢なケースと12時位置のデイデイト表示が特徴的な「カーキ フィールド キング」、映画『インターステラー』に登場したことで知られる「カーキ フィールド マーフ」、ミリタリーから“アドベンチャーウォッチ”へと発展させられた「カーキ フィールド エクスペディション」などが用意される。

 同じカーキ フィールドであっても、実際には選び手の用途や好みに合わせてかなり細かくチューニングされているのだ。
1960年代に製造されたハミルトンのミリタリーウォッチをオリジナルに、忠実に再現した1本。レガシーを守りつつ、モダンなサンレイ仕上げが施されたブルー文字盤が洗練された印象をもまとっている。

 また、ブルー文字盤とカーフストラップの組み合わせは、ミリタリー感を和らげ、スーツスタイル等にも合わせやすい。もっとも、バリエーションとして用意されているブラックやカーキグリーン文字盤も、直径38mmというケースサイズも相まって、コーディネートしやすいだろう。

 搭載するムーブメントはNivachron™️製ヒゲゼンマイを備えたCal.H-10。約80時間のパワーリザーブが実用的だ。

ノルケインの新作はアイスクリームトッピング!? 「フリーダム クロノ エンジョイ ライフ “スプリンクル”」

ノルケインより、「Enjoy Life」シリーズの第2弾「フリーダム クロノ エンジョイ ライフ “スプリンクル”」が発表された。本作では、ソフトクリームのトッピングに着想を得た新ダイアルを採用しており、ハイブランド スーパーコピー前作から引き続き、ポップで遊び心を感じさせるタイムピースに仕上げられている。淡いブルーもしくはピンクを基調とした、2モデルがラインナップされる。

2025年夏にデビューした「Enjoy Life」は、アイスクリームをモチーフとしたマルチカラーを特徴とするシリーズだ。そのポップなデザインは、遊び心にあふれるだけでなく、名前の通り“人生をポジティブに楽しみ尽くす”というメッセージが込められている。今回、第二弾として“スプリンクル”と名付けられた2モデルが発表された。

ダイアルカラーは、ストロベリーおよびブルーラズベリーの2種が展開される。特筆すべきは、いずれのダイアルにも、カラフルなチップ状のテクスチャーが散らされている点だ。これは、ソフトクリームの「スプリンクル」と呼ばれるトッピングから着想を得たもので、困難な時代においても喜びを見出すことの大切さを表現しているという。

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ベースには、人気を集めた前モデルと同様に「フリーダム」コレクションのクロノグラフモデルが採用されている。ケースの直径は40mm、厚さは14.9mmだ。3時と6時位置にそれぞれ30分積算計、12時間積算計を有しており、ダイアル外周にタキメーターが記されている。また、4時半位置のカレンダーには、1週間に1度の“お楽しみ”が現れる仕様が前作から引き継がれた。ストラップは、ステンレススティール製ブレスレットのほか、ダイアルと同様に暗所で発光するスプリンクルを施したホワイトラバーストラップが用意されている。ムーブメントは、約62時間のパワーリザーブを有する自動巻きクロノグラフムーブメント、Cal.N19を搭載する。

クロノスイス、北極圏のオーロラを表現した多機能モデル「ルナ クロノグラフ オーロラ」を披露

クロノスイスは、2026年4月に発売予定の新作タイムピースとして、「ルナ クロノグラフ オーロラ」を発表した。クロノグラフをはじめ、複数の機能を完璧なバランスで統合した「ルナ クロノグラフ」をベースに、北極圏のオーロラを彷彿とさせる新ダイアルを採用したモデルである。

1999年登場のルナ クロノグラフは、ムーンフェイズとポインターデイト、クロノグラフからなる多機能性を誇りつつも、クラシカルかつ均整の取れた表情を備えたタイムピースである。今回の新作は、ギヨシェ彫りをあしらったダイアルに、「オーロラ」を思わせる神秘的なカラーリングが組み合わされている点が特徴だ。

ダイアルのレイアウトは、従来モデルと同様だ。3・6・9・12時位置のインダイアルには、順に、ムーンフェイズ、12時間積算計、スモールセコンド、30分積算計が配置されている。また、ダイアル外周のスケールと、先端に紫のポインターを持つ専用の針によって、アナログ式に日付が表示される仕様である。

ステンレススティール製ケースの直径は41mmで、10気圧防水を備える。存在感のあるオニオンリュウズや、ねじ込み式ラグといった、クロノスイスらしいディテールの数々が目を引く仕上がりだ。ストラップには、都会的で洗練された印象を与えるダークグレーのヌバックレザーが取り付けられている。

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ムーブメントはCal.C.755を搭載し、パワーリザーブは約46時間を有している。トランスパレントバックからは、テンパーブルーのスクリューや、ブリッジ、ローターにあしらわれたコート・ド・ジュネーブなど、緻密な装飾の数々を観賞することができる。

ブロンズ合金をケースに用いた本格ダイバーズウォッチが登場

ベル&ロスは、長きにわたって海洋で用いられてきたブロンズ合金をケースに用いたダイバーズウォッチの「BR-03 ダイバー ブラック ブロンズ」を発表した。温かみのある銅金色のケースに、引き締まった印象のブラックの文字盤と、ブラックセラミックス製のベゼルインサートを組み合わせている。ISO 6425に準拠した本格的なダイバーズウォッチである本作は、300m防水や高い視認性といった性能を備えるだけでなく、ブロンズ合金の経年変化により、風合いも変わっていくことが魅力となっている。

ベル&ロスは、プロフェッショナルダイバーズウォッチの原点へと立ち返ることをコンセプトにした「BR-03 ダイバー ブラック ブロンズ」を発表した。その名の通り、ケースは温もりのある輝きが楽しめるブロンズ製で、ブラックの文字盤の組み合わせにより引き締まったデザインとなっている。本作には、アイコニックな幅広のラバーストラップに加え、本格的なダイビングに適した面ファスナーストラップも付属している。

 発表されたBR-03 ダイバー ブラック ブロンズは、国際規格のISO 6425に厳格に準拠した、プロフェッショナルダイバーズウォッチである。この規格に基づいた、あるいはそれを超える本作の代表的な仕様は、300mのコピー時計防水性能や、計測ミスを防止する逆回転防止ベゼル、完全な暗闇においても25cmの距離から判別可能な視認性である。また、ダイビンググローブ着用時でも操作しやすいねじ込み式リュウズや反射防止加工を施したサファイアクリスタル風防などによって、実用性が高められている。

銅と錫の合金であるブロンズは、紀元前2000年頃から使用されてきた素材である。加工性が良く、十分な強度や靭性があり、海水への耐腐食性が高いことから、古くから船舶に用いられてきた。また、近代以降は船用のプロペラや潜水用機器に欠かせない素材であった。

 このような海洋にまつわる歴史から、BR-03 ダイバー ブラック ブロンズのケースやベゼルには、銅92%、錫8%からなるCuSn8合金が採用されている。その特性が優れているだけでなく、このブロンズ合金は温かみのある銅金色を示し、本作のデザインの重要な要素となっている。

 また、ブロンズ合金は経年変化で表情を変えることも特徴である。本作も海風や湿度、日常の着用環境によって色調が変化してゆくため、オーナーとともに時間と物語を刻む特別な存在へと育ってゆくことを楽しめるモデルとなっている。ベル&ロスは、航空機のコックピット計器から着想を得たデザインを採用することが特徴で、計器を思わせる“四角の中に丸”のシルエットや、大振りで存在感があること、視認性の高い文字盤がデザインコードとなっている。本作でもそのデザインコードを継承しており、縦42mm、横42mmの正方形ケースに、ブラックの文字盤を組み合わせている。

 文字盤は、ダイバーズウォッチらしいバーとドットを組み合わせたインデックスを備え、時針を矢印型とすることで視認性を高めている。また、インデックスと時分針、秒針先端のポイントにはスーパールミノバが施され、暗所での視認性を確保している。ベゼルインサートはブラックセラミックス製で、艶感のある仕立てである。

 本作には、BR-04シリーズのマッシブなデザインを強調する、幅広のラバーストラップが付属する。先端に向かって絞り込みの効いたデザインで、この点もベル&ロスらしいシルエットを生み出している。また本作には、長さ調整の自由度が高い面ファスナー式ストラップが付属する。これを用いれば、ダイビングスーツ着用時にも本作を使用することが可能となり、本作の高い防水性や視認性といった性能を発揮できる舞台へと連れ出すことができる。

ブランパンより、新作「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー 2026年モデル」が発表された。

ブランパンより、新作「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー 2026年モデル」が発表された。複雑な中国暦を表示するカレンダー機能を搭載した、新年を祝うスペシャルモデルだ。

ブランパンより、新作「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー 2026年モデル」が発表された。本作は太陰太陽暦に基づいた中国暦のカレンダーを搭載したコンプリケーションウォッチだ。2026年の干支である丙午(ひのえうま)をテーマとしている。サーモンローズカラーのダイアルは、艶やかな質感が魅力のグラン フー エナメル製。優雅なローマ数字インデックスは、18Kホワイトゴールド製だ。3時位置のインダイアルで五行と陰陽、9時位置のインダイアルで中国太陰暦の日付と月、12時位置のインダイアルで中国の伝統的な2時間刻みの時刻と干支を表示する。6時位置に配されているのは、ブランパンを象徴する顔が描かれたムーンフェイズだ。ダイアルの周囲に並んだ数字とブルースティールのサーペント針によって、一般的に使用されるグレゴリオ暦の日付を読み取ることができる。

直径45.2mmの大ぶりなケースはプラチナ製。ロレックス時計コピーのアイコンであるダブルステップベゼルと短く突き出たラグを採用している。複雑なカレンダーを搭載した腕時計では、ケースサイドにカレンダーを調整するためのコレクターやプッシュボタンを備えることが多い。しかし本作のケースサイドにはそれらがなく、すっきりとした外観に仕上がっている。これを実現しているのが、ブランパン独自のアンダーラグコレクターだ。本作では、4本のラグとケースサイドの裏にコレクターを配し、指先で操作することによってカレンダー調整を行うことができる。ケースバックからは、自社製自動巻きムーブメントのCal.3638を鑑賞することが可能だ。22Kゴールドに躍動感あふれる馬をエングレービングしたローターや、ブリッジのストライプ装飾や面取りなど、職人の手作業による精緻な仕上げを楽しむことができる。

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レイモンド ウェイル「トッカータ ヘリテージ セコンドセコンド リミテッド エディション」はユーモアあふれるドレスウォッチだ!

レイモンド ウェイルは、フランス・パリのクリエイティブレーベルであるSECONDE/SECONDE(セコンドセコンド)とコラボレーション。世界限定50本で、「トッカータ ヘリテージ セコンドセコンド リミテッド エディション」を発売した。
 セコンドセコンドはロマリック・アンドレが主宰する腕時計のデザインプロジェクトで、クラシックな時計の伝統を守りながら、ダイアルや針、ロゴなどにユーモアを加えた作品をこれまでに約40のコラボレーションにより生み出している。「時計の落ち着いたたたずまいを尊重しつつ、同時にそれを破る衝動を抑えられない」という矛盾から生まれるデザインがセコンドセコンドのコンセプトだ。

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 本作のデザインは、クラシックなドレスウォッチ「トッカータ ヘリテージ」がベースとなりつつ、セコンドセコンドならではの大胆な発想が組み合わされている。ダイアルやケースバックに特徴的なデザインが施され、時計の着け方や巻き上げ方といった“ドレスウォッチコード”をあえて皮肉めいたかたちで指南する仕掛けが組み込まれているのだ。

ケースはオーバル型のステンレススティールで、ラグのカーブによりヴィンテージウォッチのような柔らかい印象を与える。ケースはすべてポリッシュ仕上げとなっている。
 レイモンド ウェイルのCEOエリー・ベルンハイムは「ドレスウォッチの落ち着きとエレガンスに、セコンドセコンドの遊び心と大胆さが加わり、クラシックに新しい魅力をもたらしています。思わず笑みがこぼれる1本です」と語った。また、セコンドセコンドの創設者であるデザイナーのロマリック・アンドレは「トッカータという純粋なドレスウォッチを素材に、伝統的なマナーやドレスコードを軽やかに揶揄しつつ、遊び心あふれる表現を加えました」と話した。ケースバックにも、遊び心のあるメッセージが刻まれている。“Never wind your watch while wearing it. Take it off first, then wind it in a dramatic fashion (ideally in the middle of a conversation).”「腕時計を着けたまま巻くのではなく、外して、会話を楽しみながらドラマチックに巻きなさい」という、ユーモアたっぷりの言葉だ。手巻き時計コピーrasupakopi.comならではのロマンを感じつつ、セコンドセコンドらしさを楽しめる特別モデルと言える。

ダイアルおよび風防にはイエローの文字で服装や着け方のマナーを、ウィットの効いた表現で記載している。ダイアルに記されているのは“Dress shirt cuff should cover at least half of the watch(ドレスシャツの袖口は腕時計の半分以上を覆うべき)”。クラシックなマナーをあえて軽妙な言い回しで記載している。一方、サファイアクリスタルの風防には“Cuff sweet-spots(シャツの袖口のみせどころ)”を記しており、袖口からどこまで時計を見せるとエレガントなのか、biz casual(ビジネスカジュアル)、semi formal(準礼装)、formal(礼装)別に、基準となる線が示されている。

モリッツ・グロスマン初となる永久カレンダーモデル「パーペチュアルカレンダー」が発表された。

モリッツ・グロスマン初となる永久カレンダーモデル「パーペチュアルカレンダー」が発表された。“三大複雑機構”のひとつである永久カレンダーを搭載する本作は、同ブランドにとって大きなマイルストーンとなることだろう。その完成度も高く、シンメトリーでシンプルな文字盤デザイン、見どころの多いムーブメントなど、モリッツ・グロスマンの美学が色濃く反映されている。


モリッツ・グロスマンは、創立17周年となる2025年、ブランド初となる永久カレンダーモデル「パーペチュアルカレンダー」をラインナップに加える。永久カレンダーは、時計技術において“三大複雑機構”のひとつに挙げられており、マニュファクチュールにとって大きなマイルストーンとなることだろう。

見どころは、複数の表示をバランスよく配置したシンメトリーなデザインだ。センターに時分針を配し、3時位置に月表示、6時位置にスモールセコンド、9時位置に曜日表示、12時位置にムーンフェイズ表示を配する。日付は外周に並べた1から31の数字によって表示する。この日付表示は、数字を囲むフレーム上のデイトマーカーが移動する独自のもので、ブランドコピーシンプルかつ視認性が高い。また、月表示の小窓には閏年のインジケーター、曜日表示の小窓には昼夜表示が配され、ミニマルでありながら識別のしやすい表示となっている。
 12時位置のムーンフェイズは、深い青色と微細な金色のきらめきを持つブルーゴールドストーンを星空に見立てて配し、マザー・オブ・パール製の月をあしらった構成で、自然由来の豊かな表情が見どころだ。
 モリッツ・グロスマンが永久カレンダーモデルをラインナップするにあたって、ムーブメントも新設計された。搭載される手巻き式のCal.101.13は、ベースとなるCal.100.1に永久カレンダー機構を統合したムーブメントである。操作性に配慮された構造で、永久カレンダー専用のプッシャーが4つ備わり、曜日・月・月齢はそれぞれのボタンを押すことで素早く単独調整することが可能となっている。残るひとつプッシャーは日付調整用となり、一度押すことで外周のデイトマーカーに加え、曜日、月、ムーンフェイズも連動して進む。そのため、巻き上げ不足などで時計が停止した際でも、効率的に現在の日付へ復帰することができる。
 また、モリッツ・グロスマンらしさにあふれた洋銀製4分の3プレートや、手彫りのエングレービング装飾、サンバースト仕上げの角穴車など、グラスヒュッテならではの装飾をケースバック側から鑑賞できる。
 デビューに際して用意されるのは3つのバリエーションだ。18Kローズゴールドケースには、華やかでエレガントなシルバー文字盤と、シックなグレー文字盤の2種が用意される。細身のランス型針とデイトマーカー、インデックスはいずれも18Kローズゴールド製で統一されている。

高精度時計の象徴的な存在であるマリン クロノメーターの“ジンバル”だ。

ゼニスは、重力の影響を受けないように動く「グラビティ コントロール」脱進機モジュールと、それを収めるトランスペアレントなサファイアクリスタル製ケースが特徴の「デファイ ゼロ G サファイア」を発表した。本作はゼニス創業160周年を記念するモデルであり、このアニバーサリーを反映したラピスラズリ文字盤も見どころのひとつとなっている。

ゼニスは、創業160周年を記念し、2008年の初出時に注目を集めた「ゼロG」の技術を取り入れた「デファイ ゼロ G サファイア」を発表した。ゼロGは、重力の影響を受けないように作動する「グラビティ コントロール」脱進機モジュールである。新作では、サファイアクリスタル製ケースを採用することで、特徴的なグラビティ コントロール脱進機モジュールが空中に浮かんでいるかのように見える仕立てとなっている。

グラビティ コントロール脱進機モジュールの技術は、2008年のゼロ Gでデビューした後、2018年の小型化、2021年の再設計を経て、本作に採用されるに至っている。この技術の着想の源は、高精度時計の象徴的な存在であるマリン クロノメーターの“ジンバル”だ。ジンバルがどのような機構かというと、自由度を持ったリンクで構成されており、取り付けられた錘が重力に引かれて動き、対象を水平に保つ仕組みだ。ジンバルの構造を時計に取り入れることで、時計の構成部品を理想的な姿勢に保ち、精度維持を図るものとなっているのだ。
 本作の技術的な注目点は、ジンバルの構造を取り入れたグラビティ コントロール脱進機モジュールである。このアイディアを実現するための開発期間は約7年であり、関連特許も取得されている。https://www.kjclub.com/jp/forum/travel/view/id/555

本作はサファイアクリスタル製ケースが採用されており、透明な構成が、本作の特別な機構を余すことなく鑑賞可能としている。また、搭載ムーブメントのCal.エル・プリメロ8812がスケルトンデザインであることも、ムーブメントの鑑賞の楽しさを高めることに寄与している。ムーブメントは、ゼニスのシンボルである星型のブリッジを有しており、アイコニックなシルエットを本作に加えている。

 ラインナップされるのは、無色透明のトランスペアレントモデルと、ディープクリアブルーモデルの2種類である。また、オフセットの時分表示とスモールセコンドには、創業160周年を祝うラピスラズリ文字盤が採用され、蓄光塗料を塗布したファセットカットのアワーマーカーが配される。

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名画とクラフツマンシップが融合した、ユニークなアートピース

ジェイコブ&コーより、意表を突くユニークな新作、「ゴッドファーザー・スカルプチャー・テーブル」が発表された。本作はまるで腕時計のような見た目を持つが、実はテーブル型の機械式クロックである。
 モチーフとなったのは、同社が映画作品『ゴッドファーザー』の世界観にインスピレーションを得て開発したハイブランド スーパーコピーrasupakopi腕時計である「オペラ ゴッドファーザー」。そのデザインを忠実に再現しつつ、テーブルサイズに拡大している。サイズは幅135cm、奥行き80cm、高さ76cm。重量は約170kgである。

中心に収められているのは、大型の機械式ムーブメント。約7日間ものロングパワーリザーブを誇る。ニーノ・ロータ作曲『ゴッドファーザー』のテーマを奏でるミュージックボックスや大迫力の三軸トゥールビヨンの意匠、立体的な造形のピアノなど、さまざまなモチーフが並び、それらがオリジナルのオペラ ゴッドファーザーと同様に周回する。
 外装には、ステンレススティールやガラス、レザー、アルミニウムなどの素材を採用。サイドをガラス張りとすることで内部構造をあらゆる角度から鑑賞できることに加え、ストラップがテーブルの脚としてデザインされている点にも注目だ。金属造形で知られるコスタ・デザイン・スタジオ(Costa Design Studio)との共同作業によって、350点を超える専用パーツを7つのサブストラクチャーに分けて手組みすることで制作されている。

名作映画の世界観を閉じ込めたデザインと、卓越したクラフツマンシップによって生み出された機構を備えるゴッドファーザー・スカルプチャー・テーブル。本作は世界限定20本のみで販売される。

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シングルハンドウォッチを専門とするマイスタージンガーの新作

マイスタージンガーは、アベンチュリンを文字盤に用いた新シリーズの「パンゲア アベンチュリン」を発表した。深いブルーの天然石で、石英の一種であるアベンチュリンは、中に含まれる微細な鉱物の結晶がきらめきを生み出すことが特徴だ。光を受けて生まれるこのきらめきは「アベンチュレッセンス」と呼ばれ、その表情はひとつとして同じものがなく、本作は特別な1本となることだろう。


 マイスタージンガーは、シングルハンドウォッチを専門に手掛けるドイツのブランドであり、シンプルな文字盤デザインによって時計のエッセンシャルな魅力を訴求することが魅力となっている。発表された新作のパンゲア アベンチュリンもシングルハンドウォッチに仕立てられており、文字盤にきらめく表情が特徴のアベンチュリンを用いている点が注目点だ。シンプルであるがゆえに、アベンチュリン特有の魅力が引き出された1本と言えるだろう。

 “アベンチュリン”と呼称される場合、結晶を封入した人工のガラス素材も含まれることがある。一方、マイスタージンガーが本作に用いるのは、アベンチュリンクォーツと呼ばれる石英の中に微細な鉱物が含まれた天然石だ。これを文字盤に用いるためには、均一な深い青の色調を備え、特有のきらめきを生む結晶が含まれる高品質なアベンチュリンクォーツが必要となる。マイスタージンガーは、本作のために注意深く選定を行い、文字盤へと加工している。

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 またアベンチュリン・クォーツは、微細な鉱物が含まれる組成のために組織が均一ではなく、割れやひびが生じやすい。そこで、この加工の際には細心の注意を払いつつ、カット、研磨した後に、丹念に磨き上げられている。

ひとつひとつ表情が異なるアベンチュリンが生み出す個性
 このように作られるアベンチュリン製の文字盤は、それぞれに異なる色調や、微細な輝きによって生き生きと表情を見せる個性が魅力である。パンゲア アベンチュリンでは、マイスタージンガーが得意とするシングルハンドウォッチのフォーマットに仕立てられており、細い12時間表示針を組み合わせることで文字盤を遮ることなく、アベンチュレッセンスと呼ばれる輝きの魅力を引き出している。
 本作の基本デザインは人気モデルの「365」シリーズのクラシカルなスタイルを踏襲しており、文字盤のインデックスにはヴィンテージ感のあるフォントを用いて、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。また、このアラビックインデックスはゴールドカラーの多層印刷によって描かれており、文字盤に立体感を加えている。5分刻みのスケールは、アベンチュリンの結晶に呼応する繊細なドットとなっており、視認性を確保しつつ統一感のある仕上がりとなっている。