ブルガリが新たなチャイミングウォッチ3モデルへ込めたこだわりとは?

難解な言葉が好きな人にとって、時計の世界は楽しみに事欠かないはずだ。

バイコンパックス(中央に2つのサブダイヤルを備える時計)、エボーシュ(半分組み立てられたムーブメント、つまりムーブメント専業メーカーが作った汎用ムーブメント)、コート・ド・ジュネーブ(波の模様のような装飾の一種)という言葉が、まるで19世紀のヨーロッパにまだ生きているかのように飛び交っている場所が時計界のほかにあるだろうか?

最も派手で珍しい名前のリストの上位に来るのは「ミニッツリピーター」だろう。

これは、ボタンを押すだけで必要に応じて時間を音で知らせる時計のこと。小さなハンマーが小さなゴングを打ち、1時間、15分、1分単位で異なる音を出す。機械的な卓越性、音響的な芸術性、そして目が飛び出るほどの高価さにより、どのブランドのカタログでも最も希少で格調高い商品となっている。

名前のとおり高級時計製造の歴史的意義と職人技を思い起こさせるこの時計は、アップルウォッチ(ミニッツリピーター機能はないが、振動で時間を知らせてくれる)とはまったく違う雰囲気だ。

ラグジュアリーブランドであるブルガリ(1884年創業、1975年に初の男性用腕時計を製造)は、美的感覚とエンジニアリングの卓越性を熟知しており、ローマ建築の影響とモダンラグジュアリーを融合させ、マニュファクチュールとして時計製造における薄さの世界記録をいくつも獲得している(2024年のオクト フィニッシモ ウルトラ COSCのケース厚はわずか1.7mmだった)。
ブルガリの2024年初の新作時計は、ゴールドケースで恒久的なエレガンスを見事に表現
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そのブルガリが、2024年にミニッツリピーターで3モデルをリリースし、それぞれが卓越した技術を誇っている。

新たな3本のチャイミングウォッチ
1本目は、2016年に史上最薄のミニッツリピーターという記録を樹立した「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」の復活だ。新バージョンではフルカーボン製となった。
これまでに製作されたチャイミングウォッチのなかでも最も薄い記録を保持しているハイテクニックなタイムピースの、フルカーボンバージョン。ケース厚はわずか6.85mmという超薄型ケースにミニッツリピーター機構を収めている。
「オクト フィニッシモ」ならではの魅力に満ちたデザインに、1時間、15分、1分をオンデマンドで鳴らせる非常にブルガリ時計コピー複雑なミニッツリピーターキャリバーを組み合わせた、音楽とエンジニアリングにおける絶対的な技巧と調和の偉業と言えるタイムピースだ。

https://www.kamine.co.jp/watch/bvlgari/

2本目は、「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」のアップデート版。これは、従来の2 つのゴングとハンマーではなく、3 つのゴングとハンマーを使用し、サテン仕上げのローズゴールドケースで再設計されている。
ブルガリのグロバール ウォッチアンバサダーである指揮者のロレンツォ・ヴィオッティ氏とのコラボレーションから生まれた不協和音のメロディーを奏でる「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」。
豊かでクリスタルのような透明感を感じさせる音色は、ダイヤル上に見えるトゥールビヨンと3ハンマーのミニッツリピーターが見せる優雅で調和の取れた動きから生み出される。

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