H.モーザーより30秒ごとに帰零するレトログラードを搭載した「パイオニア・レトログラード セコンド」が登場!

H.モーザーから「パイオニア・レトログラード セコンド」が登場した。この腕時計の特徴はスモールセコンドに30秒ごとに帰零するレトログラード機構を採用しているところにある。この秒針は大きく、まるでダンスをするかのように動作するのだ。

付属するストラップはラバー製のものだ。なお、ストラップ、ブレスレットは、ラバー製のほかにファブリックストラップ、アリゲーターレザーストラップ、ステンレススティール製ブレスレットなどが別売りで用意されている。
 この腕時計supakopitokei.comに搭載されたレトログラードの特筆すべき点はもうひとつある。レトログラードの動きを司るダブルのスネイルカムを、文字盤上から鑑賞することができるのだ。なお、スネイルカムの下にはブルーとブラックで色分けされた小さなダイアルが備えられており、30秒サイクルの1度目なのか、それとも2度目なのかひと目で分かるようになっている。

深いブルーのグラデーションが特徴的なフュメダイアル。
 このレトログラード機構を搭載するムーブメントはCal.HMC 250というもの。このムーブメントは、H.モーザーが開発したムーブメントCal.HMC 201をベースとし、レトログラード機構を得意とするアジェノーにより設計されたモジュールを組み込んだものである。

搭載するムーブメントCal.HMC 250は自動巻きであり、爪で巻き上げるラチェット式を採用している。このムーブメントは、H.モーザーの基幹ムーブメントであるCal.HMC 201を、アジェノーのデザインによりレトログラード機構のモジュールを追加したものである。
 ダイアルにはミッドナイトブルーのサンバースト仕上げが施されたフュメダイアルを採用。フュメダイアルとは、ダイアル中心部から端に行くに従って、色が濃くなる様子がフュメ(煙)を思わせるダイアルのことだ。

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 また、インデックスにはバーインデックスを配している。このシンプルなレイアウトの構成は、複雑機構を搭載したスモールセコンドをより際立たせているだろう。なお、スモールセコンドの形状は、H.モーザーを象徴するトゥールビヨン・ブリッジを連想させる形状である。