1960年代後半〜70年代前半に人気を集めたモデルを復刻!

セイコー5スポーツより、新作として「セイコー5 ヘリテージデザイン復刻 限定モデル」の2モデルが発表された。本作は、1960年代後半から70年代前半にかけて人気を集めたモデルのデザインを色濃く受け継ぎつつ、現代的な品質へとアップデートを果たしていることが特徴だ。それぞれ世界限定9999本が販売される。

 セイコー5スポーツより、ブランド創成期のヘリテージモデルを復刻した、2種の限定モデルが発表された。「セイコー5 ヘリテージデザイン復刻 限定モデル」だ。1960年代後半から70年代前半にかけて人気を集めていた代表的なモデルから、ケース形状、ベゼル、ダイアル、ブレスレットの各デザインを色濃く受け継いでいる。今般発表されたのはシルバーダイアルとブラックダイアルの2モデルで、いずれも世界限定9999本の販売となる。

 注目点は、セイコー5のアイコンである盾に刻まれた「5」のマークを、当時のデザインのままに復刻した点だ。ダイアルやベゼル上のインデックスは四角形で、時分針の形状とマッチしており、幾何学的なデザインにまとめられている点は70年代のトレンドを感じさせる。ここに、スカイブルーで「スポーツ」のロゴが配され、オリジナルモデルの趣きを再現している。

写真の左側がオリジナル、右側が今回発表された新作モデルだ。比較すると、新作モデルがオリジナルを忠実に再現していることがよく分かり、ヴィンテージウォッチ好きにはたまらない。
 ブレスレットは当時のデザインを基にしつつ、現代の品質基準にアップグレードされている。総じてオリジナルモデルを可能な限り再現しながら、現代的な実用性をも備えている仕上がりだ。

フラットな長方形のコマが連なったブレスレットも、ヴィンテージ感あふれる仕様だ。ツヤ消しされているため、スポーティーな印象ももたらされる。https://overe-shop.com/
 また、ブランドコピー激安本作には70年代の雰囲気にあふれる、スポーティーでレトロなストラップが付属する。大きなパンチングホールが特徴で、モータースポーツ向けモデルでよく用いられたことから「ラリータイプ」とも呼ばれるものであり、本作のテイストにマッチしたものとなっている。さらに、オリジナルモデルに付属したボックスをオマージュしたスペシャルボックスに収められる。

「ファイブ」の名の初出は、63年発表の「セイコースポーツマチック・ファイブ」までさかのぼり、実用機能として求められるセンター時分秒、日付表示と曜日表示、自動巻き、防水性能の計5つの機能を有するモデルとして名付けられたものであった(なお、ひとつの窓による横並びのデイデイト表示の先駆けでもあった)。

 68年には、よりスポーティーな「セイコー 5スポーツ」が誕生する。5つの実用機能とともに、ダイアル12時位置に配置された盾に「5」が刻まれたエンブレムと、6時位置の「スポーツ」の表記がアイコンであった。これらのアイコンと、4時位置に配置されてケースに埋め込まれたリュウズが特徴であった。

 その後、セイコー5シリーズは機械式時計のボトムラインを支えるラインナップとなり、世界中で愛されるようになった。読者の中にも、”初めての機械式腕時計”がセイコー5であった方は多いことだろう。