2024年に発表されたオリスの新作は、人気の定番「アクイスデイト」の新世代モデルだった。洗練された実用的な高級時計の新たなシグネチャーモデルとなるべく、ケースのシルエットをはじめとするあらゆる細部が見直されている。
より現代社会のライフスタイルにマッチするように改良
オリスのシグネチャーモデルである「アクイスデイト」の新世代モデルが新たに発表された。新世代モデルは、以前同様にオリス特許のクイックストラップチェンジシステムに加え、クイックアジャストシステムを備えている。
また、リサイクルPETで作られた文字盤の「アクイスデイト アップサイクル」も新しくなった。オリスが掲げる「より良い変化をもたらす」という活動のシンボル的な存在でもある。「アクイスデイト アップサイクル」には2つと同じ文字盤は存在しない。
コレクション全体の見た目と性能を両立させるため、あらゆる細部に改良が加えられている。まず、ケースのシルエットを変更し、ラグとリュウズプロテクションの形状を変えている。ブレスレットの3連リンクを見直して、センターリンクを広めにし、テーパードのデザインとなっている。それにより、新たなアクイスデイトは見た目と装着感が大きく向上した。
逆回転防止ベゼルとセラミックベゼルにも微調整を加え、文字盤には盾形のアワーマーカー、特製アルファスタイルセンター針、アクイス専用のタイポグラフィーを使用している。文字盤の下にも改良が加えられ、文字盤とマッチする色を背景に高コントラストの数字を配し、審美性と視認性を向上させている。主要モデルの「アクイスデイト キャリバー400」にはグリーンダイアル、ブルーダイアル、そしてリサイクルPETのダイアルが用意されている。いずれもメタルブレスレットタイプ、ラバーストラップタイプが存在する。(アップサイクルダイアルはメタルブレスレットタイプのみ)
キャリバー733を搭載した「アクイスデイト」は36.50mm、41.50mm、43.50mmが展開される。それぞれのタイプに特別仕様のパーツを使い、防水性能は300m、パワーリザーブは約38時間である。
36.5mmのバージョンのみ、ブラックダイアルとクリー色のマザー・オブ・パールのダイアルが用意されている。加えてアップサイクルPETのバージョンがあり、合わせて3種類のカラー展開となっている。
ブレスレットのバリエーションは、ブラックダイアルとクリーム色のマザー・オブ・パールダイアルのモデルでは、メタルブレスレットとラバーブレスレットのバージョンがそれぞれ用意されている。アップサイクルPETのモデルは、メタルブレスレットのみでの展開だ。
自動巻き(Cal.733)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径36.5mm)。30気圧防水。37万4000円(税込み)。
なお、保証期間はマイオリスに登録することによりキャリバー400搭載モデルは保証期間が10年(オーバーホール推奨期間10年、防水チェック推奨期間5年)、キャリバー733搭載モデルは3年(防水チェック推奨期間5年)に延長される。