IWC 、進化を遂げた ポルトギーゼ・オートマティック IW500705

本日は、IWCポルトギーゼ・オートマティックをご紹介します。

IWC 、進化を遂げた ポルトギーゼ・オートマティック IW500705 – IWC
モデル名:ポルトギーゼ・オートマティック
品番:IW500705
ムーブメント:自動巻き(IWC自社製キャリバー52010)
ケース径:42.3mm
防水:3気圧防水

概要説明
IWCは1930年代末に、二人のポルトガル人(ポルトギーゼ)時計商の依頼によって「ポルトギーゼ」を誕生させました。当初から「ポルトギーゼ」は、航海用計器の高い精度と視認性の高さが融合した、ポケットウォッチならではのスタイリッシュな特徴を備えていました。彼らが要求した「マリン・クロノメーター級の精度をもった腕時計」という要望に応えるため、精度に優れた懐中時計用のムーブメントを採用しました。端正ですっきりとした極めて高い機能性の文字盤にインスピレーションをもたらしたのは、当時英国海軍向けにIWCが製造していた甲板時計でした。こうして「ポルトギーゼ」は、精度のために大型化した初めての腕時計となりました。
ケースデザイン
ケースサイズは42.3mmとなっており、ケース素材はステンレススティール素材を採用しています。ケースは一見、シンプルですが、隅々までディテールへのこだわりを感じさせる仕上がりになっています。ケースサイドはサテン仕上げを採用していて、横から見るとポリッシュ仕上げが施されたベゼルと裏蓋に挟まれた仕上げに分けておりがとても美しいです。ベゼルは 中央がへこんだ凹状(*おうじょう)の溝でデザインされており、この凹状のベゼルにポリッシュ仕上げの加工を施しているので、とてもシャープに輝きます。また、ベゼルが細くガラスがケースいっぱいまであるデザインなのでとても視認性が高いです。大きめなケースサイズと厚みのあるのですが、しっかりと腕もとに存在感を感じられます。
リューズにはIWCのロゴと ”プローブス スカフージア”が刻印されています。
”プローブス スカフージア”​​とは、スイス シャフハウゼンの優秀な、そして徹底した
クラフツマンシップで製造された時計に記されるIWCウォッチの証となっております。
文字盤
ブルーのアラビア数字のインデックスに、同じくブルーの針がシルバー文字盤に調和しています。時分針はスイス伝統の流れるようなリーフハンドを採用しています。文字盤のアラビア数字のインデックスとあいまっあいまみえてとても時刻が見やすいです。

アラビア数字を採用していますが、IWC激安コピー文字盤全体のデザインがまとまっており、いてとてもシンプルな印象に映ります。

アラビア数字のインデックスは主張を抑えたすっきりとした書体なので、この時計の雰囲気にマッチしていて、しかも好き嫌いが分かれることなく、とても好印象です。

この時計をクラシカルな雰囲気にしているのが、文字盤外周のレイルウェイ目盛りです。
既存「ポルトギーゼ・オートマティック」や「ポルトギーゼ・クロノグラフ・クラシック」、
「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ」などに見られる装飾です。
レイルウェイミニッツトラックや、レコード盤のような溝を施したシンメトリックな
サブダイアル、アプライド型のアワーインデックス、そして、ほっそりとしたリーフ針による
均整の取れた文字盤は、まさにポルトギーゼの顏であり、時計愛好家を魅了して
やまないアイコンです。

https://www.thewatchcompany.co.jp/iwc/
これは初代ポルトギーゼにはない装飾ですが、現代のポルトギーゼとの融合として違和感が
ない仕上げになっていると思います。3時位置には秒針、3時位置にはパワーリザーブ表示を
備えたシンメトリーなデザインとなっています。3時位置のパワーリザーブ表示は
最低7つ(7日分)に分割されており、針は継続的に移動します。このモデルは
自動巻きの機械なので、巻上げ機構を介してゼンマイが自動的に巻き上げられ、
その様子をパワーリザーブ表示でご確認いただけます。

IWC ポルトギーゼとGST アラーム。

お洒落な男性なら誰もがステキな時計を持っているものです。そこでこだわり男子に、こっそり愛用時計にまつわるエピソードをインタビュー。実に興味深いお話がアレコレと飛び出します。


▲ IWCで最も歴史が長いコレクション「ポルトギーゼ」

アイウエアを軸に、お洒落なアイテムを取り揃えるショップ、グローブスペックスの代表を務める岡田哲哉さん。と言えば、その洒落者ぶりは、読者の皆さまもご存じでしょう。

岡田さんは、かつて視力矯正ツールと認識されていたアイウエアを、ファッションアイテムとして昇華させた、我が国における立役者のひとり。その岡田さんが愛用する時計と聞けば、皆さまも気にならずにはいられますまい。

もったいぶらずにまいりましょう。岡田さんの愛用時計として外せないのが、自動巻きのIWC ポルトギーゼ。1930年代の終わりに誕生し、IWCのなかで、最も長い歴史を誇るコレクションとして知られています。

自分へのご褒美として買った念願の名品
▲ 岡田さんがポルトギーゼを手にしたのは2000年

岡田さんがポルトギーゼを手にしたのは2000年。1998年にオープンしたグローブスペックスが軌道に乗り、自分へのご褒美のつもりで購入されたものです。

ポルトギーゼは、以前から機械式時計が欲しいと思っていた岡田さんが、デザインに一目惚れし、1990年頃からずっと憧れていたモデル。「全部が好き」との一言からも、並々ならぬ愛情が伝わります。

「この20数年、周囲からたびたび褒められています。購入した頃、以前にLEONの編集長を務めていた方がこれをご覧になり、『あ、そうか!ポルトギーゼか!』と仰ったんです。すると、間もなくして、LEONで頻繁にポルトギーゼが紹介されるようになった、なんて思い出があります(笑)」

この頃、ポルトギーゼが洒落者や時計愛好家から人気を集めていましたが、もしかすると、火付け役は岡田さんだったのかもしれません。

NATOベルトが業界関係者に大好評
▲ 意外な組み合わせが関係者の目に留まり、過去に何度か時計専門誌の表紙を飾ったこともあるのだとか

今回のポルトギーゼで目を引くのは、なんと言ってもブラック×ホワイトのNATOベルトです。もともとはクロコダイルのレザーベルトが付いていたそうですが、チェンジされたその意図は?

「実は2008年頃、革アレルギーになってしまいました。最初は理由が分からなくて、カーフのベルトに変えてみたのですが、これもダメ。そこで、革が付けられないと気づき、思い付いたのがNATOベルトでした。そのとき、アイビーっぽくストライプにしてみたんです」

その結果、ベルトも文字盤もモノトーンゆえ、幅広いコーディネートに合わせやすく、周囲からも大好評。意外な組み合わせが関係者の目に留まり、過去に何度か時計専門誌の表紙を飾ったこともあるのだとか。

NATOベルトのハズしを効かせたセンスに周囲が注目するのも当然のことでしょう。コーディネートの面では、よほどのフォーマルではない限り、スーツからTシャツ+ショーツといった夏のカジュアルにまで、ポルトギーゼは大活躍しています。

▲ ジャケット、Tシャツ、パンツはすべて、オールドジョー。靴はムーンスター。すべて本人私物

「洋服も眼鏡もクラシックなものが好き。そんな自分の持ち物とポルトギーゼは相性がいいんですよ。スタイルとして古着と極端なモードを合わせてギャップを楽しむ装いもありますよね。私の場合、モードに許容できるものとそうでないものがあります。私も、時にはクラシックなものに、コム デ ギャルソンを合わせますが、ギャップは求めません。古着でもモードでも方向性が同じものを選びます」

岡田さんのサジ加減は、スタイリングを見れば一目瞭然。遊び心が存分に感じられるのに、人目を引く奇抜さはなく、大人の落ち着きが感じられます。そんなスタイルにポルトギーゼは好相性です。

時計に合わせて、着こなしもモノトーンで統一。しなやかな素材の風合いからは、リラックスした気分が漂います。IWCスーパーコピー正統派の時計とクラシックな眼鏡で、そっと装いを引き締めているのがさすがです。

海外出張はいつもIWC GSTアラームで
▲ 「ケースもベルトもチタン製で、汗や水に強い点が心強い」と岡田さん。購入時のクロコダイルのベルトから、チタンベルトに交換されています

続いて、岡田さんが取り出したのは同じくIWCのGSTアラームです。なんと、購入はポルトギーゼと同時。機械式(自動巻き)ながらアラーム内蔵で、セットした時刻になると「ジリリリ!」と、なかなかの音量で知らせてくれる機能がユニークです。

http://blog.livedoor.jp/jpkopishops/

「スポーツシーンに使えることが、チョイスの第一条件。また、海外出張でアラーム機能が役に立つかなと思い、選びました。出張には、いつもGSTアラームを付けて行き、現地では、スーツ、カジュアルの境界なく合わせていますよ。でも私は眠りが深くて、実はこのアラームでは目覚められないんです(笑)」

▲ 眼鏡9万2400円/ゲルノット・リンドナー

あらら、目覚ましの用途は残念でしたが、一方、岡田さんにとってライフワークとも言える、スポーツ用としては大活躍。これまでにテニスやスキーの際にいつも一緒にいた、言わば相棒なのです。

「高い関心を寄せていた、ポルシェデザインに通じるセンスを感じさせるルックスが魅力。私は、このチタンのグレーのニュアンスがとても好きなんです」

岡田さんによれば、時計と眼鏡の色味は統一感を持たせるのが望ましいとのこと。こちらは岡田さんに選んでいただいたGSTアラームと相性の良い眼鏡。眼鏡用途としては非常に加工が難しいスターリングシルバーを採用したモデル。こちらの眼鏡は、注目ブランド、ゲルノット・リンドナーの一品。シルバー加工を追求し、3年間の開発期間を経て生まれたブランドです。

印象的なのは、この2つの時計に注がれる岡田さんの愛情です。

「時計はこの2つでいいんです。ずっと憧れていて、手に入れた念願の時計。手にした時から、いまだに気持ちが変わっていません」

どうですか、この一途な思い。余談ですが、岡田さんは自動車も「気に入ったものが一台あればいい」そうで、愛車が1993年式のポルシェ964だと、こっそり教えてくださいました。

惚れ込んだ時計を長く愛用し、いつまでも気持ちが変わらない。成熟した大人のモノ選びとは何たるかを教わりながら、ついつい新製品やヴィンテージに目移りしがちな、我が身を反省する、今回の取材でございました。